授乳ケープを手作り!直線縫いで簡単に作れる♪ミシンなしでも作れる作り方も教えます
こんにちは、現在第2子妊娠中のAsukaです。
今回はエプロンタイプ(前掛けタイプ)の授乳ケープの作り方を紹介します。
この記事さえ読めば全てが分かるように、作り方以外のポイントも書いていくので、ぜひ手作りに挑戦してみてください!
授乳ケープですが、息子を妊娠中の時にも手作りをしました。
その時は背中も隠れるのがいいな~という理由で、正方形の布に頭を出す穴が空いている、頭からかぶる『ポンチョ型』のケープを作りました。
ですが実際に息子を産んで、母乳も軌道に乗ったのでいざ!と授乳ケープを使用してみたのですが授乳ケープ有りだと嫌がって飲んでくれませんでした。
その時に自分なりに分析したのが、以下の理由です。
・布に覆われるのが嫌だった
・顔に布が当たるのが不快だった
・母親の顔が見えないのが嫌だった(月齢が高くなってから再チャレンジしましたが、その時もダメでした)
1人目だったので、授乳ケープが利用できなくても何とかなりましたが、2人目となると上の子の園の行事や休日のお出かけなどを考えると授乳ケープは必須!
上記の理由を考慮して、今回は前掛けタイプ・エプロンタイプと呼ばれている授乳ケープにしました。
<目次>
1.布を選ぼう!
布の選び方とおすすめの生地を紹介
2.材料を揃えよう
布の他に用意するもの
3.生地をカット✂
購入すべき布の量と、カット方法について
4.本体の端を縫っていく
5.肩紐を縫う
6.本体と肩紐を縫い合わせる
7.いよいよ完成!
8.ミシンを使用しない場合
1.布を選ぼう!
まずは使う生地を選びましょう。
最低限のポイントとしてはこの3つが大切です。
・肌触りが良い
赤ちゃんの肌にも触れるものなので、肌触りが良くて清潔感も保てるように洗濯が可能な布地を選びましょう。
・通気性が良い
授乳期間は1年を越えることが殆どなので、暑い季節でも季節を問わずに使えるように通気性が良いものにしましょう。
・透けない
通気性を重視しすぎて透けてしまっては意味がありません。
濃い目の色柄物をえらぶのがおすすめです。
おすすめの布地は以下の物です。
・綿
肌触りがよく、汗の吸収力に優れています。
また、とても縫いやすいので初めての手作りでも扱いやすいです。
柄も豊富なので好きな柄を選びやすいです。
・ダブルガーゼ
赤ちゃんの肌着や産着などにも使われていて、通気性や汗の吸収力に優れています。
とても柔らかいのですが縫うのが少々難しかったりもします。
薄い色の商品が多いので店頭に直接出向いて透け具合を確認してから購入する方がいいかもしれません。
・麻
他の生地に比べて柔らかくないので、赤ちゃんの顔に触れてしまうポンチョ型やストール型には向きませんが、今回紹介するエプロン型にはその硬さがおすすめの生地です。
2.材料を揃えよう
布の他に用意するものは以下になります。
・Dカン2つ(だいたい2つセットで売られています)
金具よりはプラスチック製の方が、かわいい雰囲気になります。
・テクノロート34cm+肩紐完成幅×2(42cmほど)
あまり聞かない名前ですが、簡単に説明するとプラスチックの針金(形状保持プラスチック線材)です。
針金のように自由自在に曲げ伸ばしができて、プラスチックなので本物の針金と違って焼却できるため、処分にも困りません。
これを使うことで胸元の開き具合を調節できて、折りたたむのもかさ張りません。
今回はこちらの幅4mmの物を使って紹介します。
↑店頭でも購入できますが、通販でも手に入ります。
・布と同じ色のミシン糸
意外と買い忘れてしまうのがミシン糸(縫い糸)です。
せっかく良い生地を買ったのにいざ作ろうとしたら糸が無い!と言うことがないように、ミシン糸を元々持っている場合でも合う色の糸があるかどうかを確認しましょう。
他にはチャコペンも必要ですが、この授乳ケープを作るにあたっては普通のボールペンや鉛筆でも構いません。
線を引くのにオススメの定規は『2.生地をカット』で紹介しています。
3.生地をカット✂
購入した生地をカットしていきます。
下の図を元にカットしましょう。
すべて縫い代込です。
小柄な人や、授乳している所が隠れればOKな場合はこのサイズで良いと思います。
布地は110cm(108cm)幅での販売がほとんどなので、60cm購入すれば大丈夫です。
もしあなたが大柄であったり、横もしっかり隠したい!という場合はこちらのように布幅全部を使う切り方もあります。
この場合は70cmの購入で大丈夫です。
生地をカットする為には布に線を引きますが、その際に普通の文具定規を使うのはやめましょう。長い線を引いている内にどうしてもズレてしまいます。
30cm定規や50cm定規を使いましょう。
もし定規が無くて購入しようと思うのでしたら、こちらの定規がとても便利です。
こちらの定規は内部にも目盛があるので直角の線が引きやすく、また自分で縫い代を付ける時にも物凄く重宝します。
全辺に目盛があるのと、4種類の角度の斜線も付いています。
この定規を購入してから、便利すぎて他の定規が使えなくなりました。
もし今後も色々作ってみたいと思う場合はこちらの定規が是非ともオススメです!
《プチアドバイス》
このようにチェック柄やストライプ柄の生地の場合は、その柄を利用してカットすると楽です。
4.本体の端を縫っていく
短辺2ヶ所と、下側に来る長辺の端(図のオレンジ色のところ)を縫います。
1cm幅で裏側に向けて3つ折りにしてください(2回折り)
端から8mmくらいの場所を縫っていきます。(最初と最後に返し縫いをお忘れなく!)
少々歪んでも目立たないのでどんどん縫っていきましょう。
抑えの端を布の端と合わせて縫うとまっすぐ縫いやすいです。
5.肩紐を縫う
用意したDカンの『内幅×2+2cm』の幅に切った布2枚(60cm長と20cm長)をそれぞれ中表に縦長にふたつ折りします。
そして、端から8mmの所を縫っていきます。(最初と最後に返し縫いをお忘れなく!)
前述したように、抑えの端と布の端を合わせてまっすぐに縫います。
縫い終わったらひっくり返していきます。
この時にこのタイプの紐通しがあると、とても楽です。
紐通しは保育園や幼稚園の入園グッズ作りや子供の服のお直しにと活躍する場面が多いので是非とも持っておきたい裁縫道具の一つです。
この紐通しを中に入れて、肩紐の端を内側に少し折り込み挟みます。
そして紐通しを中に向けてどんどん進めていきます。(引っ張られた布が中に入っていく状態です)
《プチアドバイス》
強く引っ張ると生地が破けてしまう恐れがあるので、慌てずにゆっくり紐通しを動かしましょう。
ひっくり返ったら60cm長の方の肩紐は片端を1cmほど内側に折って縫いとじます(返し縫いをお忘れなく)。
20cm長の方はDカン2個をとおし、半分に折り、Dカンがずれてこないように少し下を縫います。
6.本体と肩紐を縫い合わせる
本体の上の長辺を1cm幅の3つ折りにします。
上で紹介したテクノロートと違う幅の物を使う場合は、最初は1cm折って2回目の折り目は用意したテクノロートの幅+5mmで3つ折りにしてください。
そしたら図のように中心から左右に17cmずつの位置に肩紐を配置します。
それぞれを留めるために折り目を1つ開いて(1cm幅だけ折っている状態)両端を縫います。
縫い代を3つ折に戻して、Dカンを留めたほうは布が厚くなってしまうので下側1枚をカットします。
折り目の端を縫います。
7.いよいよ完成!
テクノロートを横から入れます。
中心位置に持っていったら、芯がズレないように縫いとじます。
(水色が芯となるテクノロートが入る位置、オレンジ色が縫う位置です。)
これで完成です!!
こちらは幅84cmで作った物ですが、 実際に使うときには腕も中に入れるのでちゃんとしっかり隠れます♪
折りたたんで肩紐とDカンを利用すればコンパクトに持ち運べます♪
8.ミシンを使用しない場合
ミシンがどうしても苦手!
ミシンを持っていない!
そんなアナタは最近ではあちらこちらで聞くようになったこちらの『裁ほう上手』を使っても同じ作り方ができます。
これは本当に便利だし、子供の用品にも使えるくらい丈夫です。
以下の3点だけ変更点があります。
・『5.肩紐を縫う』の最後のDカンの下を縫うところ
そこだけ手縫いしてください。
・『6.本体と肩紐を縫い合わせる』の本体の上の長辺を3つ折りにするところ
1cm幅の場合は1cmと2cmの3つ折りにします。
違う幅のテクノロートを使う場合は、最初は1cm折って2回目の折り目は用意したテクノロートの幅+1.5cmで3つ折りにしてください。
最初に折る1cm幅のところに手芸上手を塗ればOKです。
・『7.いよいよ完成!』のテクノロートの両端を縫うところ
ここも手縫いしてください。
長くなってしまいましたが、最後までお読み頂き、ありがとうございました。
Asuka