『ストップ育児ノイローゼ!産後鬱!手を抜けるところは抜いて、産後を気楽に楽しく過ごそう』
こんにちは、毎日息子の自己主張に手を焼いているAsukaです。
育児真っ只中の皆さん、毎日お疲れ様です!
育児って、新生児期には新生児期の。乳児期には乳児期の、幼児期には幼児期の苦労があって・・・いつになれば本当の意味で楽になるの?!と叫びたくなりますよね。
少し前、産後鬱になってしまった3つ子を育てていた母親による悲劇のニュースが日本中を駆け巡りました。
SNSなどのネット上でも色んな物議を醸していました。
育児に参加する男性が増えたとはいえ、現在の日本ではまだまだ母親が育児の中心となる方が多いのが実情です。
世の中の母親たちが色んな声をあげていますが、社会全体が変わるのにはまだまだ時間がかかるでしょう。
だからと言って、不幸になってしまう女性や子供が増え続けてもいいのかと言えば、それは決してあっていい事ではありません。
私が息子を産んだ後にノイローゼや鬱にならずに済んだのは、あくまで幸運だっただけだと思っています。
育児ノイローゼや産後鬱には誰でもなる可能性があるものです。
その可能性をいかに避けられるか、今回はそれをお伝えできたらと思います。
<目次>
1.産後鬱は遠い世界の話ではない!自分は無力だと自覚しましょう。
これって何気に重要なのではないかと思います。
2.可能であるなら産後は里帰りを
里帰りで救われた私としては、実家との距離や関係に問題がないのであれば、できる限り里帰りをする事をおすすめします。
3.親になるのはあなただけではありません、旦那さんと一緒に親になりましょう!
ここで歩幅がずれてしまうと、初めは小さかったその差も、数年後どんどん大きくなってしまいます。
4.体調が落ち着いたらどんどん外の世界に触れましょう
1か月健診で問題もなく、悪露や体調が落ち着いてきたらどんどんお出かけしましょう。
5.1人で悩んでも答えは出ません。外に目を向けて!
知識は一番の味方であり、武器です。
6.限界を超えてからでは遅い!
福祉や周りに頼りたくても、限界を超えてからでは動けなくなります。動けるうちに動いてください。
7.まとめ
人は誰でも無力です。自分だけの知識や力ではどうしようもない事があります。限界を迎える前に助けを求める勇気を持ってください。
1.産後鬱は遠い世界の話ではない!自分は無力だと自覚しましょう。
「自分は無力だと自覚する」
これって何気に重要なのではないかと思います。
はっきり言って子供を育てるのに母親1人ではまったく手が足りません。
昔は子供がいる女性の殆どが専業主婦でしたが、同居している祖父母、近所の人々などと助け合って育てていました。
子供の相手をするプロである保育士でも、乳児を同時にお世話するのは3人までと決まっています。
そして、保育士さんは子供の面倒を見る事が仕事です。
その他の調理(食事やおやつ)は給食の先生が行なっています。
通常の掃除や洗濯は、保育の時間外に当番制で行ったり、担任を持っていない補助の先生や事務員さんがしています。
つまり、何もかもが初めてなのに家事と育児を同時に行い、仕事として割り切ることもできず、24時間体制で終業時間もなく、各家庭の核家族化や地域との交流の減少が進んでいる現在では、実は保育園の先生や昔の母親達よりも過酷なのです。(※育児面においてです)
赤ちゃん1人のお世話でも大変なのに、さらに複数子供がいたらどうでしょう?
さらにそれが多胎児だったら?年子だったら?
おそらく一番日本で多いであろう2~3歳差でも、まだまだ上の子にも手がかかって大変です。
もちろん旦那様が忙しくて1人(ワンオペ)で子育ても育児も、なんなら仕事までこなせる人もいます。
でもそれがあなたにも出来るかどうかは、まったく別の話です。
1人で何でも出来るかどうかなんてあなた自身の力量・手際の良さ、子供の性格・人数、住んでいる地域・環境で簡単に変わります。
もう一度言います。
あなたを含む世の中の母親は皆、無力です。
だからこそ福祉や行政が存在し、保育所や子育て支援の場が存在しています。
無力な事が悪いことでは決してありません。
ですが、それを自覚しているだけで大きく違います。
1人で全てをこなそうとせず、周りを頼っていいんです。
2.以降では具体的にその事をお話しします。
2.可能であるなら産後は里帰りを
私は息子を出産後、1か月ほど里帰りしました。
家事は実母が仕事をしながらなのに行なってくれたので、私は1日中息子と一緒に寝ているか、息子のお世話をしているか、でした。(体調が落ち着いてからたまに手続きや友達に会いに出かけたりもできました)
それでも夜中の授乳の時間は眠くてたまらず、始めのうちはミルクの調乳を母がしてくれて私はうとうとしながら飲ませていました。
ある程度日が経ってからは自分1人で夜のお世話ができるように、母は少しずつ手を出さなくしてくれましたが、それでも一緒に起きて隣にいてくれました。
当然ながら生まれたての赤ちゃんはお喋りも出来なければ感情表現も出来ません。
そんな新生児の息子の世話をする時も、母は息子の感情をアテレコしてくれながら一緒にお世話をしてくれました。
このアテレコがすごく役立ちました!!
例え適当であっても、赤ちゃんが考えていることが分かる気がするだけでお世話がとても楽しくなりました。
1人でお世話をする時でも自分でアテレコをしたり、話しかけるのに抵抗が減ってとてもやりやすくなりました。
さまざまな事情があって里帰りが困難な事もあります。
そんな場合は無理してまで実家に頼る必要はありません。
でも里帰りで救われた私としては、実家との距離や関係に問題がないのであれば、できる限り里帰りをする事をおすすめします。
3.親になるのはあなただけではありません、旦那さんと一緒に親になりましょう!
これもとても大事です。
新米ママがよく陥る「仕事をしている夫に子供の世話をさせるのは申し訳ない」と言うもの。
気持ちはよーく分かります!
私も子供の世話は自分が率先してやっていました。
でも、子供はあなた1人で授かったのですか?
子供が欲しいと望んだのはあなただけですか?
違いますよね?
夫婦で望んで、夫婦で授かったのですよね。
旦那さんの仕事状況などで、平日など仕事の日の子供との関わり方はいろいろありますが、最低限休日は育児に参加してもらいましょう!
休みなのに申し訳ない?
では、あなたはいつ休みますか?休日の度に1日中旦那さんに子供を預けるわけではないでしょう?
産後の体調管理の一番の敵は、睡眠不足やそれによる思考力の低下や体調不良です。
大人の手が増える日くらい数時間育児を休んだって何も悪くありません。
だってあなたはそれ以外の日はずっと頑張っているのですから。
男親は、女親より親としての自覚の芽生えが遅いと一般的に言われています。
しかし、その原因のひとつに子供の世話を母親がしすぎているのもあるのかもしれません。
お互いに初めての育児で母親ばかりがお世話をすれば、育児のスキルに夫婦で差が生じるのは当然です。
だからといって、旦那さんを父親として育てろなんて言いません。
ですが、一緒にスキルアップしていくことは出来ます。
ここで歩幅がずれてしまうと、初めは小さかったその差も、数年後どんどん大きくなってしまいます。
4.体調が落ち着いたらどんどん外の世界に触れましょう
1か月健診で問題もなく、悪露や体調が落ち着いてきたらどんどんお出かけしましょう。
初めは近所を散歩するだけで構いません。
なんなら玄関から数メートル出てみるだけでもOKです。
太陽の光には人を元気にする力があります。
家の中でも日光浴はできますが、外の空気に触れたり吸ったりするのとはまた違います。
子供が実際に生まれてから見る風景は、妊娠や出産をする前と違って見えることもあります。
近所に児童館や子育て支援センターなど、子供を連れていける施設があるならそこに行くのもおすすめです。
育児アドバイサーさんが居たり、月齢が近い赤ちゃんに出会えたりします。
特に、この月齢が近い赤ちゃんやそのお母さんとの触れ合いがとても大切です。
こんな考え方があるのか。こんなやり方があるのか。と自分の価値観や子育てへの概念が、色んな人と触れ合う事で、成長することができます。
もちろん自分と違う考えを無理に取り入れる必要はありません。
でも色んな考え方や方法を知っていると視野が広がり、選択肢が増えます。
赤ちゃんの成長の個人差の大きさもよく分かります。
育児書やネットに載っている平均的な発達スピードの情報ばかりでは、わが子の発達は基準内なのかどうかをうまく判断できないこともあります。
人とのコミュニケーションが苦手…という場合でも、同じ空間にいるだけで吸収できることもあるので、無理に気負わずにまずは出向いてみましょう。
5.1人で悩んでも答えは出ません。外に目を向けて!
赤ちゃんの事を一番よく分かっているのは他でもなく、親であるあなたです。
しかし他人だからこそ思いつく事や、経験者からの情報もとても大切です。
今は情報社会です。何か分からないこと、悩んでいることがあれば調べてみましょう。
情報が多すぎて分からなくなる事もあるかもしれませんが、様々な意見を見ていると少しでもヒントが見つかることもあります。
そして、ネットの情報は広く浅く取り入れるくらいにしておくのが良いです。
そのやり方が合う子、合わない子もいます。
実践するあなたに合わないこともあります。
知識は一番の味方であり、武器です。
常識や固定概念に縛られて、後から後悔するよりも、色んな知識を集めて自分と自分の子供に合った、あなたらしい育児をしてあげてください。
情報の入手先はネットだけではありません。
前述したように、地元の子育てコミュニティーを利用することで同じ地域で同じタイミングで子育てをしているお母さんたちから、リアルタイムな情報を仕入れる事もできます。
2人目以上育てている先輩ママからも色々教えてもらえます。
特に保育園や幼稚園、習い事の情報収集は、やはり生の声で仕入れる事が一番です。
6.限界を超えてからでは遅い!
日本では、歯を食いしばって頑張ることが美学とされていることがあります。
でもそんなのは元気で頑張りたい人が勝手にやっていればいい事です。
今困っているのは、悩んでいるのは、大変な思いをしているのはあなたです。
限界を感じるゲージも、その人や状況によってまったく違います。
福祉や周りに頼りたくても、限界を超えてからでは動けなくなります。
動けるうちに動いてください。
この程度で…なんて考える必要はありません。
その為の福祉やサポートです。
「行政に頼ろうとしたけど、冷たくあしらわれた」
「力になってくれなかった」なんて声も確かによく聞きます。
でもそれはよっぽどの常識はずれでなければ悪いのはあなたではなく、その担当者です。
担当を変えてもらったり、訴える窓口を変えてみるだけで対応がまったく変わることもあります。
規則だから~と言いながら向こうが間違えていたなど、規則をよく分かっていない職員もいたりします。
でもそれらに対抗しようとするのにもエネルギーが必要ですし、せっかくサポートを受けられるのに、体力や気力が消耗してしまっていてはそこへ出向くこともできません。
本当はもっと行政のサポートが充実してくれると良いのですが、財政や人事的な限界があるのが現状です。
こちらから出来ることは可能な限りできるよう、その為には消耗しきってからでは遅いのです。
7.まとめ
いろいろ書いてきましたが、本当はまだまだ書き足りないのが本音です。
もしも私が書いた内容を実施したとしても、必ず産後鬱や育児ノイローゼを防げるわけでは当然ありません。
逆に、何もしなくても何事もなく育児が出来る事もあるでしょう。
それでも1人でも多くのお母さんが苦しまず、できるなら心から子供を可愛く思いながら子育てをできたらいいなと思って今回の記事を書きました。
先日の別のニュースでは体罰禁止法という法案の話がありました。
禁止も何も基本的にしつけに体罰など必要ではありません。
しかし実際に子育てをしていると、その中でどうしても必要な場合だけ体罰を使う事があります。
本質的にまともな親であればその線引きがきちんとできます。
しかし、その親の精神状態がまともでなくなってしまったら…
本文でも挙げたように、人は誰でも無力です。自分だけの知識や力ではどうしようもない事があります。
それだけでも胸に刻みつけてさえいてくれれば、いくらか救われる事があると思います。
そして、限界を迎える前に助けを求める勇気を持ってください。
その相手は夫でも、実家(義実家)でも、友人でも、行政や福祉でも、地域のコミュニティーでもかまいません。
もしあなたを否定する人がいたとしても、そんな人のために失望する必要はありません。
後戻りができなくなる前に、次に進むために、余力があるうちに動いてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
Asuka